Galaxy Z Fold 7/Flip 7はSnapdragonを廃止?
最近のリークにより、2025年に発売予定の折り畳みスマートフォン「Galaxy Z Fold7」と「Galaxy Z Flip7」に、SAMSUNG自社開発のExynosチップを搭載する可能性が浮上しています。
これまで、SAMSUNGの折り畳みスマートフォンにはSnapdragonチップが搭載されてきました。今回のリークによれば、次世代モデルではこの方針が大きく転換される見込みです。
また、今までのGalaxy Sシリーズでは、Snapdragon搭載であったりExynos搭載であったり、機種や販売地域によって異なるSoCを採用するケースが多かったです。
Galaxy Z Fold 7やZ Flip 7でSnapdragonを廃止するのであれば、Galaxy SシリーズでもSnapdragonを廃止するのではないか? と考えてしまいます。
しかしながら、どうやらSAMSUNGはGalaxy S25シリーズでSnapdragon 8 Gen 4を搭載する予定であり、むしろExynos搭載機種は1つも出ないことが示唆されています。
もしかしたら、今後のSAMSUNGの戦略は、折り畳みスマホはExynos、それ以外のフラッグシップシリーズはSnapdragonといった棲み分けに変えていくのかもしれません。
ただし、今回のリーク情報はまだ確定的なものではないことを留意しなければなりません。
Exynos 2500チップの生産量や性能が安定するかどうかが、最終的な決定に大きく影響すると思われます。
もしExynos 2500の製造で問題が起きた場合は、Galaxy Z Fold7とGalaxy Z Flip7においてもSnapdragonチップを搭載したモデルが用意される可能性を否定できません。
仮に今後の折り畳みスマホシリーズでExynosだけを採用していくのであれば、SAMSUNGはいくつかの問題を改善する必要があります。
ひとつは性能で、Exynosチップは性能面でSnapdragonチップに劣るとの指摘がされています。
この点を改善しなければ、他社のSnapdragon搭載機種に対して競争力が劣ることは明白です。
加えて、Exynosは発熱や消費電力でもSnapdragonに劣ることがあります。
これについては最近のExynos 2400でかなり改善されている傾向にあるものの、やはり、Snapdragonを完全に廃止するのであれば、Snapdragonと同等レベルに引き上げる必要があるでしょう。